明治維新の「維新」は,すべてが変わり新しくなるという意味だが,英語ではメイジ・レストレーション(Meiji Restoration)と云う。レストレーションとはリストアディスクと同じように,元に戻す,という意味合いの方が強い。それとて,G3の頃に戻れると思えば,アップルにとっては嬉々たることか。
次世代パワーマックの生産について,ひとつのOEM製造業者から補足情報が得られた。それによるとマザーボードはIBM社のパワーPC970を使用することが確認され,シングルとデュアルの2つのプロセッサ・ボードが用意される。入札に使われるサンプル・ボードは28日までに提出される。
PPC970,続き(過去記事)。デベロッパーズカンファレンス(WWDC)の日程が,当初予定の5月19-23日から6月23-27日に変更になった(アップル社のプレスリリース)。今年後半登場予定の新OS,パンサー(マックOS X 10.3?)の詳細が明らかになることが期待されているが,ずれ込んだことでCPUをPPC970にリプレースすることも話に出るのでは? という予想も。
さっさとG4を捨てたいアップルの気持ちが垣間見えるような気がしないでもないけど,あとは正式発表を待つだけか。この転換はアップルにとっては維新となる。もちろん,互換性のために引きずるものも多く,アルティベックのサポートなど,本当はもう止めたいのに続けることになるような気もするけど…。が,これによって,空に開かれる。暗雲は晴れる。あしたがみえるようになる。見通し,遥かに。
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